小学生くらいの子どもが2人いる家庭では、二段ベッドを購入しようと検討しているところもあるでしょう。ただ、二段ベッドは通常のベッドとは異なる面も多いです。どのような点に着目して選べばいいのか分からない人もいるかもしれません。本記事では二段ベッドのメリットや選び方について解説していきます。
二段ベッドのメリット
子どものいる家庭で二段ベッドを使うことで次のようなメリットがあります。
部屋の空間を有効に使える
二段ベッドを置けばベッド1つ分のスペースに2人分の寝床を確保できます。通常のベッドを置く場合と比べて部屋の空間を有効に使えるのがメリットです。部屋が狭くてベッドを置くのが難しい場合でも、二段ベッドなら置けることもあります。
子どもが喜ぶ
二段ベッドを置くと、子どもが喜ぶことが多いです。二段ベッドにははしごが付いていて、上の段なら高いところに登れて目線も高くなります。子どもにとっては秘密基地やアスレチックのように感じられるでしょう。自分だけの空間ができることでもワクワクすることも多いです。
分割して使えるものもある
二段ベッドを使うのは小さいうちだけと考えている人もいるでしょう。しかし、二段ベッドの中には上下を分割して通常のベッドとして使えるものもあります。そのような二段ベッドなら、大きくなって別々に寝るようになってからでも使用できます。
二段ベッドのデメリット
二段ベッドを置く際には、次のようなデメリットも認識しておく必要があります。
転落の危険性
二段ベッドで特に注意が必要なのは転落の危険性です。小さい子どもの場合には危険性を十分に認識できていないこともあります。遊んでいるときに転落してしまうこともあるでしょう。小さい子どもに二段ベッドを使わせる場合には、危険がないように保護者の方がしっかりと見守っておく必要があります。
圧迫感がある
二段ベッドはかなり大きく高さがあるため、実際に設置してみると圧迫感を覚えるかもしれません。スペースは有効に使えているはずでも、部屋が狭く感じてしまうこともあります。
上と下のどちらを使うかでケンカになりやすい
子どもに二段ベッドを使わせる際によくあるのが、上段と下段のどちらを使うかを巡ってのケンカです。ほとんどの子どもは上段を使いたがるでしょう。保護者の方が上手く仲裁しながら使わせる必要があります。
二段ベッドを選ぶときのチェックポイント
二段ベッドを選ぶ際には次のようなポイントをチェックしておきましょう。
はしごのタイプ
はしごは垂直に掛けられているタイプのものと、斜めに掛けられているタイプのものがあります。垂直に掛けられているタイプの方はスペースをあまり取りませんが、斜めに掛けられているタイプの方が安全です。
また、はしごではなく階段が付いているタイプの二段ベッドもあります。スペースを多めに取ってしまいますが、はしごよりも安全性が高く小さい子どもでも安心して使用できます。
耐久性
耐荷重がどのくらいなのかチェックしておきましょう。子どもは成長が早いため、耐荷重に余裕を持たせて選ぶのが望ましいです。快適に眠れるように、軋み音などが聞こえないかどうかもチェックしておくといいでしょう。
安全性
両サイドと足元に付いている安全柵が重要です。寝相が悪くても安全柵があることで、転落を防止できます。頑丈で十分な高さかどうかチェックしておきましょう。
マットレスを置いた後の上までの距離
上までの距離が短すぎると窮屈に感じられてしまいます。マットレスを置いた状態で上までの距離が十分に取れているかどうかチェックしておきましょう。70~80センチ程度の距離が取れていれば快適な環境を保てます。
分割の可否
長く使う予定であれば上段と下段を分割できるかどうかも重要です。分割できれば、少し大きくなって別々の部屋で寝るようになってからも使用できます。小さいうちだけ使用する予定なら分割できなくても問題ありません。
あまり長く使う予定でないならベッドレンタルがおすすめ
二段ベッドは家具の中でもかなり大きな部類に入ります。また、子どもはすぐに大きくなるため、二段ベッドを購入したとしても、数年しか使わない可能性があるでしょう。あまり長く使う予定でないなら、便利でも購入するかどうか迷う人も多いです。
そのような場合には、購入するのではなくベッドレンタルを利用する方法もあります。ベッドレンタルなら1~2年程度利用することもできます。転勤で引っ越す可能性がある場合や、近々賃貸住宅から持ち家に引っ越す予定がある場合などにもおすすめです。
また、ベッドレンタルなら配送や設置、回収などのサービスもあるため、購入するよりも手間がかかりません。
まとめ
小学生くらいの子どもが2人いる家庭では二段ベッドを置くと便利です。スペースを有効に使えて子どもも喜びます。安全面に注意する必要があるため、選ぶ際には、はしごのタイプや安全柵、耐久性などを確認することが重要です。快適な環境で寝られるように、マットレスを置いた状態での上までの距離などもチェックしておきましょう。
そして、子どもが小さいうちしか使わないのであれば、購入するよりもレンタルでの利用がおすすめです。