初めての一人暮らしを始める場合、どんな家電が必要で、スペックはどのくらいのものだとちょうどよいのかなど、わからないことが多いのではないでしょうか。
家電は購入するものという固定観念があるかもしれませんが家電は購入するだけでなく、レンタルするという手段もあります。今回は、一人暮らしに最低限必要な家電の種類とレンタルにするメリット、一人暮らしにぴったりな家電のスペックを解説します!
■初めての一人暮らしで必要な家電は?
自宅で暮らしていた時と同じように生活をするためには、一人暮らしとはいえ、洗濯機・冷蔵庫・エアコン・照明・テレビ・電子レンジなどの家電が必要です。では、それぞれどんなサイズが適切で、価格相場はいくらなのか、一つずつ見ていきましょう。
―洗濯機
その人の生活スタイルにもよりますが、一人分の衣類であれば、洗濯は2日に1回くらいの頻度になるかもしれません。まとめて1回分の洗濯量を4.5kgとすると、洗濯機のサイズは小さめの4.5~7kgで充分でしょう。購入するとなると、価格は2.5~8万円くらいです。コインランドリーを使うという手もありますが、洗濯の頻度や下着も洗うことを考えると、自宅にあったほうがよい家電の一つだといえます。
―冷蔵庫
暑さ寒さなど四季折々のある日本では、食料品を保存する冷蔵庫は1年を通してなくてはならない家電です。一人暮らし用の賃貸物件では、小型の冷蔵庫がすでに設置されているというところもあります。一人暮らしには90~130Lサイズのもので充分でしょう。購入価格は2万円前後から、高くても4万円程度となっています。
―エアコン
エアコンは、初めての一人暮らしで見落としがちな家電です。近年続く猛暑では、エアコンがないと命にかかわる危険性もありますので、用意しておくべきでしょう。賃貸物件によっては、初めからエアコンが付いているというところもありますので、物件探しの際にはその点も確認してください。1Kの部屋であれば、一番小さなスペックのエアコンで大丈夫です。購入する場合の価格は5万円以下です。
―照明
こちらもつい忘れがちな家電です。賃貸物件のメインルームには照明が付いていないことも多いので、自分で用意する必要があります。手元に明かりが欲しい方は、スタンド照明などもあると便利でしょう。天井照明を購入する場合は、1万円ほどを見積もっておくと安心です。
―テレビ
近年では、スマホやパソコンでテレビ番組を見るという人も増えつつありますが、やはりテレビは欲しいという人は多いでしょう。テレビのサイズは実にさまざまで、32型など大きなサイズを好む方もいますが、一人暮らしの部屋には19型くらいが一般的でしょう。購入する場合は、2万~4万円ほどかかります。
―電子レンジ
買ってきたお惣菜を温めたり、作り置き冷凍した料理を解凍したりなど、電子レンジは一人暮らしの生活に大いに貢献してくれる家電です。オーブン付きなど多機能のものもありますが、一人暮らしということであれば温めるだけの単機能のものでも充分かもしれません。購入価格は、単機能の電子レンジなら1万円前後となっています。
ご紹介した家電6点以外にも、炊飯ジャー、掃除機など人によって必要な家電はさまざまです。料理が趣味の人では、食器洗浄乾燥機があると利便性が向上するでしょう。
■レンタルで家電の使い勝手を試すことができる
一人暮らしでも、家電は最低限必要です。引越し費用もかかるうえ、家電も購入するとなるとかなりの出費を見込まなければなりません。
また、家電はデザインの違うものや性能が進化したものがどんどん販売されるものです。「今必要だから」といきなり購入してしまうと、しばらく経った頃にもっと好みのものが見つかったり、必要なスペックに足りていなかったりなど、問題が発生することもあります。
その点、レンタル家電であれば、購入することなく家電の使い勝手を実際に試すことができるのでおすすめです。
■必要な大きさやスペックがわかれば購入もあり
自分の部屋に合う家電のサイズはどのくらいなのか、実際には住んでから家電を使ってみないとわからないものです。レンタル家電をまずは試しに使ってみることで、自分の部屋や生活スタイルにどんなサイズやスペックの家電が合うのか知ることができます。さらに、それが一人暮らし終了後もずっと使う家電である場合、購入する際の目安ともなるのです。
必要な大きさやスペックを把握したうえで購入するのは、後悔をしないための買い物術の基本だといえます。
■まとめ
初めての一人暮らしで、どんな家電を揃えようかとワクワクしている人も多いと思います。後から発売されたデザインや性能に惹かれるなど後悔しないためにも、いきなり家電を購入するよりは、レンタルするほうが安心です。まずは、レンタルで家電の必要な大きさやスペックを見極めてはいかがでしょうか。