電子レンジは非常に便利な家電製品です。単身世帯でもファミリー世帯でも、多くのシーンで電子レンジが活躍しています。ただ、これから電子レンジを購入しようとしている人は、どれがいいか迷っている人も多いかもしれません。
本記事では、電子レンジの種類や選び方などについて解説していきます。
電子レンジの仕組み
普段からよく電子レンジを使っていても、食べ物を温める仕組みまではよく分からない人も多いかもしれません。
電子レンジは、マイクロ波によって水分子を振動させることで、摩擦を起こして温める仕組みです。ラップをかけた状態で温めると、水分が逃げないため効率よく温められます。逆に、ラップをかけないで温めると、やや効率は落ちますが水分を飛ばせます。
また、電子レンジは非常に便利ですが、卵やアルミホイルを温めることはできません。卵の場合には爆発してしまう危険性があり、アルミホイルは発火のおそれがあるため注意しましょう。
電子レンジの種類
電子レンジは主に次の3種類に大別できます。
単機能電子レンジ
単機能電子レンジは、温めのみできる電子レンジのことです。複雑な機能はほとんど付いておらず、主にワット数の切り替えや温め時間の指定が可能です。機種によっては、ワット数が1つに決まっていて切り替えできないこともあります。
それでも、冷凍食品やパックご飯などを温める用途なら、こと足りることが多いです。
オーブンレンジ
オーブンレンジは温め機能に加えて、焼くこともできる電子レンジのことです。焼く機能は、オーブン機能とグリル機能があります。いずれも料理をするときに使用する機能です。冷凍食品やインスタント食品などを温める際には通常使用しません。
また、価格は単機能電子レンジよりやや高めです。
スチームオーブンレンジ
スチームオーブンレンジは、温め機能と焼く機能に加えて、蒸す機能が付いている電子レンジのことです。機種によっては水蒸気で加熱するなどの機能も備わっています。オーブンレンジよりもさらに多くの調理に活用できます。
また、機能が豊富な分だけ価格も高めです。
電子レンジの選び方
電子レンジの選び方について見ていきましょう。
種類で選ぶ
あまり料理をしない人や一人暮らしの人の場合には、価格の安い単機能電子レンジがおすすめです。普段から料理をする人やファミリー世帯なら、オーブンレンジがいいでしょう。
スチームオーブンレンジは、料理を趣味として楽しんでいる人などにおすすめです。
庫内容量で選ぶ
庫内容量が大きいと一度に多くのものを温められます。ただ、大きい電子レンジは場所をとり価格も高いため、あまり大きすぎないものを選ぶのがいいでしょう。
一人暮らしなら20リットル程度が目安です。夫婦二人暮らしなら20~25リットル程度の電子レンジがいいでしょう。
25リットル以上の大きな電子レンジはファミリー世帯向けです。
テーブルの種類で選ぶ
テーブルはターンテーブルとフラットテーブルがあります。ターンテーブルというのは、円盤が回転するタイプです。ムラなく温められますが、掃除をするときにテーブルを取り外す必要があります。
これに対してフラットテーブルは回転しないタイプです。布巾などでそのまま拭いて掃除できます。
電子レンジレンタルのメリット
電子レンジが必要なときには、購入以外にレンタルという選択肢もあります。では、電子レンジをレンタルするメリットについて見ていきましょう。
短期間の利用に向いている
レンタルの場合には、電子レンジを短期間だけ使いたいときに便利なのがメリットです。特に一人暮らしや単身赴任などをする際にはピッタリでしょう。
月単位でレンタル期間を決められるため、1~2年の利用はもちろんのこと、数ヶ月の利用も可能です。
小さな子供がいる家庭でも便利
小さな子供は成長が早いです。まだ子供が小さいということで、庫内容量の小さい電子レンジを購入すると、2~3年後には小さすぎて使いづらくなることもあるかもしれません。
そのようなときに電子レンジをレンタルで使用すると便利です。小さすぎるようになったら、大きめの電子レンジに簡単に乗り換えられます。
簡単に機種を変えられる
単機能電子レンジを選んだものの、後から焼く機能を使いたくなることもあるでしょう。レンタルならそのようなときに、簡単に単機能電子レンジからオーブンレンジに変えられます。その逆に、オーブンレンジをレンタルして、温めしか使っていない場合には、単機能電子レンジに変えることもできます。柔軟な使い方ができるのがメリットです。
まとめ
電子レンジは、単機能やオーブンレンジ、スチームオーブンレンジなどの種類があります。基本的に一人暮らしなら、庫内容量が20リットル程度の単機能電子レンジで間に合うことが多いです。ファミリー世帯なら、人数に合った大きさのオーブンレンジかスチームオーブンレンジがいいでしょう。
また、購入だけでなくレンタルでの利用も検討してみてください。