地方で生まれ育った人が、大学進学や就職などで上京して一人暮らしをするケースがよくあります。初めての一人暮らしでワクワクしている人も多いでしょう。その際には、家具を用意しなければなりません。東京は家賃が高いため、家具購入にかかる費用はなるべく抑えたいところです。
本記事では、東京の家賃相場や家具をお得に用意する方法について紹介していきます。
東京は約半数の世帯が一人暮らし
東京には、地方から大学進学や就職で多くの人が集まってきます。その影響もあり、東京都は全国の都道府県の中で単身世帯の割合がもっとも高いのが特徴です。都内の世帯のうち単身世帯の割合は約50%で、約半数の世帯が一人暮らしということになります。
全国平均は約38%であるため、これまで地方に住んでいた人にとっては、一人暮らしの世帯が多いと実感できるでしょう。住宅街などでも、ワンルームマンションが目立ちます。
また、東京は公共交通機関が発達しているのが地方との大きな違いです。そのため、マイカーを持っていなくても困ることはほとんどありません。1世帯あたりのマイカー保有率は全国最下位で0.422台です。
東京のワンルームマンションの家賃相場
東京都内でもエリアによって家賃相場に差があります。そのため、家賃の目安とエリアごとの家賃相場や大学・職場との距離などを考慮して物件選びをするといいでしょう。
家賃は学生なら6~8万円程度、社会人なら給料の3割程度がおおよその目安です。都心に近いエリアは家賃相場が高く、学生や新社会人には厳しいかもしれません。主に次のエリアで、ワンルームマンションの家賃相場が比較的安く、学生や新社会人におすすめです。
西側のエリア
基本的に都心から西の方に離れていくほど家賃相場が安くなる傾向にあります。主に杉並区、世田谷区、調布市、武蔵野市、国分寺市などを中心に探してみるといいでしょう。
例えば、JR中央線沿いの高円寺や吉祥寺なら7万円台、国分寺なら6万円前後が相場です。東急東横線沿いなら、元住吉で6万円台の物件が多く見つかります。京王線沿いなら明大前や千歳烏山で7万円台、調布なら6万円台の物件が多いです。
東側のエリア
東側のエリアでは、都心からやや離れた葛飾区、江戸川区、足立区などで家賃相場が比較的安い傾向にあります。いずれの区でも6万円台の物件が多いです。
葛飾区なら亀有や新小岩などが良いでしょう。江戸川区なら葛西や船堀などが人気です。足立区なら西新井や北千住などが住みやすいでしょう。
北側のエリア
山手線沿いは基本的に家賃が高めですが、荒川区や北区、豊島区など北側のエリアは比較的安い上に穴場です。
主に巣鴨、田端、日暮里などが人気ですが、家賃相場はいずれも8万円前後で学生や新社会人にとってはギリギリのラインでしょう。
家具はどうすべきか
住むところが決まったら、家具を用意しますが、主に次のような方法があります。
新品購入
大半の人は新品の家具を購入するでしょう。新品購入は部屋の雰囲気に合った新しい家具を使いたい人におすすめです。ただし、生活するのに必要な一通りの家具を買い揃えると、どうしてもお金がかかってしまいます。
中古購入
あまりお金をかけずに家具を用意したいなら中古を購入する方法もあります。リサイクルショップなどで探すと、良さそうな家具も見つかるでしょう。
ただし、中古で購入した家具を新居に持って行くのは大変です。直接配送してもらう方法もありますが、配送料がかかってしまいます。
家具レンタル
家具レンタルは、あらかじめ期間を月単位で決めて家具を借りて使用できるサービスです。
家具をあまり長く使う予定でない場合に向いています。
家具レンタルを利用するメリット
上記の中で一人暮らしをする人に特におすすめなのは、家具レンタルです。家具レンタルには次のようなメリットがあります。
安く済む
短期間の一人暮らしなら、家具を購入するよりもレンタルを利用する方が安く済むことが多いです。東京で一人暮らしを始めるには何かとお金がかかります。その中で、少しでも節約したい人におすすめです。
手間がかからない
新品でも中古でも、購入した家具を設置するのはかなり大変です。配送サービスが付いていても、設置までは行ってもらえないところが多いでしょう。
その点、家具レンタルなら利用開始時に設置してもらえるのがメリットです。
不要になった後も捨てずに済む
初めて一人暮らしをする際に買った家具は、数年で不要になることが多いです。学生なら卒業後また新たな生活を始めます。社会人も転勤や結婚などで生活環境が変わることがあるでしょう。
その一方で、ほとんどの家具は10年以上使えます。購入した場合には捨ててしまうことになるかもしれませんが、レンタルなら返却するだけです。まだ使える家具を捨てずに済みます。
まとめ
東京には地方から多くの人が集まってくるため、一人暮らしをしている人が多いです。全体的に家賃相場が高めですが、都心から離れたエリアだと、家賃が比較的安い物件も見つかります。
そして、あまり長く一人暮らしをする予定でないなら、家具はレンタルで利用するのがおすすめです。購入するよりも安く済み、引越しのときには手間もかかりません。その際には、ぜひかりとこをご利用ください。