これから一人暮らしを始める人は、家電製品を一通り準備しなければなりません。引越し費用や新居の契約手続きなどもあり、何かとお金がかかるでしょう。そこで、家電製品を購入するのではなく、レンタルで利用しようかどうか迷っている人もいるかもしれません。
ここでは、一人暮らしで使用する家電製品を用意するのに、購入とレンタルのどちらがいいのか考察していきます。
一人暮らしで必要な家電製品
人によって必要な家電製品は異なりますが、冷蔵庫と電子レンジ、洗濯機の3つは必ず用意すべき家電製品です。この3つがないと、かなり不便な一人暮らしになってしまいます。
冷蔵庫がなければ、食品も飲み物も保管しておくことができません。料理をする人はもちろんのこと、インスタント食品などで済ませようとしている人にとっても不便でしょう。
電子レンジも一人暮らしで活躍する機会が多い家電製品です。冷凍食品やパックご飯を温めたりするときに電子レンジを使うでしょう。電子レンジがあるのとないのではかなり違います。
洗濯機がない場合には、コインランドリーなどで洗濯できますが、毎回となると意外と大変かもしれません。お金に関しても、トータルで見れば洗濯機を購入するより高くつくケースが多いです。
また、物件によっては、照明器具が付いていないところもあります。その場合には、照明器具も忘れずに用意しておきましょう。
テレビや掃除機、炊飯器、電気ポットなどもあった方が便利ですが必須ではありません。ないと困る人だけ用意しておくといいでしょう。
家電製品を購入するメリットとデメリット
家電製品を購入する場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
購入するメリット
家電製品を購入した場合には、自分のものとして使うことができます。大事に使えば10年以上使える家電製品も多いです。長持ちさせれば、買い替えサイクルが短くなるため、お金もあまりかからないでしょう。
新品を使用できて、デザインや大きさ、グレード、カラーなどの選択肢が多いこともメリットです。
購入するデメリット
購入するデメリットとしては、購入時にまとまった費用が必要になることです。また、不要になった後は処分することになり、そのときにも費用がかかります。搬出や運搬などの作業が必要になり、手間がかかるのもデメリットです。
購入から数年程度経過したくらいでは、まだまだ十分使えるため、処分するのがもったいないと感じる人もいるでしょう。
家電レンタルで済ませるメリットとデメリット
一人暮らしで家電製品をレンタルで済ませる場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
レンタルで済ませるメリット
家電レンタルサービスでは、利用期間を自由に決めることができます。1ヶ月単位で決められるところが多く、短期間だけでも利用できるのがメリットです。
また、多くの業者で利用開始時の設置作業や、終了時の回収作業を行っているため、手間もかかりません。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電製品の場合には、このメリットが大きく感じられるでしょう。
利用終了後に回収された家電製品は、次の利用者が使用します。購入する場合と違って、一人暮らしを終えて不要になっても処分する必要はありません。
また、利用中に故障してしまったときなどには、代替品と交換するなどの対応をしてもらえます。
レンタルで済ませるデメリット
家電レンタルでは、家電製品の選択肢があまり多くはありません。グレードや大きさなどでほぼ決まってしまいます。そのため、デザインやカラーなどが好みに合わないこともあるでしょう。
また、レンタルだと基本的に中古品を使うことになります。利用期間によっては、購入よりも高くつくこともあるでしょう。
購入とレンタルのどちらがお得?
一人暮らしをする期間が短い場合には、家電製品を購入するよりもレンタルで済ませた方がお得なケースが多いです。大学進学に伴う一人暮らしや短期間の単身赴任などなら、レンタルを選ぶのがいいでしょう。
3~4年くらいだと、購入代金よりもレンタル費用の方が高くなってしまうこともあるかもしれません。しかし、処分費用が不要で手間もかからないことを考慮すると、レンタルの方がお得と言えます。
また、一人暮らしを始める時点で、何年になるかはっきりと決まっていない場合にも、レンタルがおすすめです。家電レンタルを利用しておけば、困ることはありません。仮に一人暮らしが長くなるようだったなら、レンタル期間終了後に家電製品を購入するということができます。
まとめ
家電レンタルは、短期間だけ家電製品を利用したいときにメリットの多いサービスです。一人暮らしをするときに利用すれば、金銭的負担が軽くなり、手間も減らすことができます。大学進学で一人暮らしを始めるときや単身赴任をするときなどには、ぜひ家電レンタルの利用を検討してみましょう。