一人暮らしを始める際に小型家電も揃えなければなりませんが、その揃えるうちの1つに電気ポットがあります。通販サイトや家電量販店などではさまざまな種類の電気ポットを取り扱っているため、どれを選べばいいのか迷うところです。ここでは、一人暮らしで使う電気ポットの選び方について紹介していきます。
電気ポットがない一人暮らしは不便
一人暮らしで使う電気ポットを選ぶ前に、そもそも電気ポットは必要なのかどうか疑問に思う人もいるでしょう。電気ポットがなくても、やかんや電気ケトルなどを使えば、お湯を沸かすことができます。家族で暮らすのと違って、自分一人だけなら、お湯が必要なときに、その都度沸かせばいいと考える人も多いです。
しかし、やかんや電気ケトルでお湯を沸かすのには少し時間がかかるので電気ポットのようにすぐにお湯を使うことはできません。毎回お湯を沸かすのが面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
そのため、一人暮らしでも電気ポットをきちんと用意することをおすすめします。特に冬場はお湯を使う機会が多いため、やかんや電気ケトルだけだと不便です。
電気ポットの機能をチェック
安価な電気ポットと高価な電気ポットの大きな違いは機能です。電気ポットを選ぶ際にどんな機能が備わっているのかチェックしておきましょう。
温度調整機能
温度調整機能は、沸かした後のお湯の温度を調整した上で保温できる機能です。例えば、98度の熱湯の他に、もう少し温度を下げた90度や80度、70度などに設定しておくことができます。
カップラーメンを作るときには98度で、お茶やコーヒーを飲むときには80度のように設定すれば便利です。
蒸気レス
多くの電気ポットはお湯を沸かす際に蒸気が出てきますが、蒸気を出さないタイプのものもあります。安全を重視するなら、蒸気レスの電気ポットを選ぶといいかもしれません。
蒸気はかなり高温の状態で出てくるため、吹き出し口付近で触れてしまうと、火傷してしまうこともあります。蒸気が壁や家具などに当たることで、カビが発生しやすくなることもあるでしょう。蒸気レスならそのような心配がなく、安心して使えます。
省エネ機能
省エネ機能が付いている電気ポットなら、保温などの際に電力の消費が抑えられます。内部が魔法瓶でできていて、冷めにくい構造になっているものが多いです。少ない消費電力でもしっかり保温できます。中には一定時間操作がないと自動的に保温がオフになるタイプのものもあります。
浄水機能
浄水機能というのは、水に含まれる不純物を除去する機能のことです。水道水に含まれるカルキも除去できます。
日本の水道水は世界的に見て非常に綺麗で、そのまま飲む分には問題ありません。しかし、電気ポットの内側にカルキ汚れが付着しやすく、掃除をするのに手間がかかることも多いです。浄水機能が付いている電気ポットなら、カルキが除去されるため、掃除も楽になります。
ロック機能
ロックをかけられる電気ポットなら、誤って給湯ボタンにぶつかってお湯が出てしまうことがないので安全性を重視する人におすすめです。また、自動でロックがかかる機種と手動でかけられる機種があるのもポイントです。
給湯方法
給湯方法は電気式とエアー式があります。
電気式は給湯ボタンを押すと電動でお湯を組み上げて注ぐ仕組みのポットです。電源が入っていないと、中にお湯が入っていても注ぐことができません。
エアー式はプッシュプレートが付いており、そこを押し込むことでお湯を組み上げられる仕組みです。電源が入っていなくてもお湯を注げます。
電気ポットの大きさはどのくらいがいいのか
電気ポットは、1~4リットルくらいのものが一般的です。一人暮らしなら、その中でも小さめの1~2リットルくらいの大きさで十分でしょう。カップラーメンやインスタント味噌汁で使ったり、お茶やコーヒーを飲んだりしても1日1リットルでだいたい間に合います。
3~4リットルの電気ポットは主にファミリー向けです。一人暮らしで使うには大きすぎて場所をとり、電気代も多くかかってしまいます。
ポットレンタルを利用すれば購入しなくて済む
一人暮らしで電気ポットを用意するなら、レンタルを利用する選択肢もあります。
大学進学などで一人暮らしをする場合には、電気ポットを購入しても卒業後に不要になってしまうことが多いです。電気ポットはそれほど高価な家電ではありませんが、4年程度ならまだ十分に使えるため、もったいないと感じる人もいるでしょう。
ポットレンタルを利用すれば、不要になっても返却するだけで、捨てることはありません。レンタルなら利用途中で故障してしまった場合でも、代替品と交換してもらえるので安心です。
また、ポットレンタルは、1ヶ月単位の期間を決めて利用できます。一人暮らしをする人はもちろんのこと、イベントなどで電気ポットが必要なときにも便利です。
まとめ
電気ポットを選ぶ際には、温度調整や蒸気レス、ロックなどの機能や給湯方法をよくチェックした上で選ぶようにしましょう。大きさは一人暮らしなら1~2リットルくらいが丁度良いです。 また、購入せずにレンタルする選択肢もあります。一人暮らしを終えた後に、不要になるかもしれない場合には、レンタルの方がおすすめです。