一人暮らしの準備では、やることが多くて何かと大変です。準備をするのに十分な期間がなく、急いで家電や家具を買い揃えるのに手一杯で、カーテンまで気が回らない人もいるでしょう。しかし、一人暮らしをする上でカーテンの重要度は高いです。
ここでは一人暮らしを始める際にカーテンの準備の仕方を説明していきます。
賃貸マンションではカーテンは借主が用意する
大学進学などで一人暮らしを始める人の多くは、ワンルームマンションを借りるでしょう。人によってはカーテンは最初から付いているものだと思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、ワンルームマンションではカーテンは付いていないのが一般的です。ほとんどのワンルームマンションではカーテンレールのみ付いていて、カーテンは入居者が好きなものを自分で買って取り付けるようになっています。
もし、カーテンを準備していなければ、引越しをした後に購入することになります。それまでの間は、カーテンなしで過ごさなければなりません。そのため、忘れずにカーテンを用意しておきましょう。
カーテンのサイズの測り方
カーテンにはさまざまなサイズがあり、購入する際にはサイズを測る必要があります。
測る箇所は横幅と丈です。横幅は右端のライナーから左端のライナーまでの長さを測りましょう。その長さよりも10~15センチ程度長いカーテンを選ぶとちょうど良いです。また、ライナーというのはカーテンレールに付いているフックのことです。
丈はカーテンレールから窓枠の下の部分までの長さを測ります。この長さよりも数センチ程度長いカーテンだとちょうど良いくらいでしょう。
賃貸のワンルームマンションなら、大人の腰くらいの高さにある腰高窓が多いです。横長の腰高窓なら、横幅が170~200センチ程度で丈が120センチ程度のカーテンを使用します。縦長の小さな腰高窓なら横幅が100センチ程度で丈が135センチ程度のカーテンです。
全てのワンルームマンションでこの大きさというわけではありませんが、このどちらかのタイプが大半です。既製品サイズであるため、探すのに苦労するようなこともありません。
カーテンなしの生活は可能か?
一人暮らしを始めようとしている人の中には、カーテンなしで生活しようと考えている人もいるかもしれません。高層階などの場合には、外から見えづらいということで、窓にカーテンを付けないで生活する人もいるでしょう。しかし、次のような理由でカーテンなしでの生活はあまりおすすめできません。
プライバシー
カーテンがないと、外から室内の様子が見えてしまうため、プライバシーが守られなくなってしまいます。カーテンなしで一人暮らしを始めても、次第に気になってくることがあるかもしれません。
くもりガラスなら、外から室内の様子が見えることはないため、カーテンがなくてもさほど困ることはないように見えます。しかし、くもりガラスでも、窓を開けると外から中の様子が見えてしまいます。カーテンがないと、夏場に網戸にしておくこともできず不便です。
セキュリティ
外から部屋の中の様子をうかがい知ることができると、セキュリティ上も問題があります。留守なのが簡単に分かると空き巣に狙われてしまうかもしれません。特に女性が一人で住んでいる部屋だと狙われやすくなってしまうため、カーテンの重要度は高いです。
室温調整
窓やサッシは熱の出入りがしやすい場所です。夏場に直射日光による熱が入ってきて、冬場に寒気が入ってくるでしょう。カーテンで窓を覆うことで、こうした熱の出入りをある程度は防止することができます。
高層階の部屋だと、プライバシーやセキュリティ面でカーテンの必要性を感じないかもしれません。しかし、室温調整のことを考えると、カーテンがあった方が便利です。
カーテンレンタルもあり?
一人暮らしでカーテンレンタルを利用しようと考えている人もいるでしょう。レンタルなら、一人暮らしを終えた後に不要になっても、返却するだけで済みます。
しかし、大学進学などでの一人暮らしではカーテンレンタルはあまりおすすめできません。
部屋の中でカーテンの存在はかなり大きいです。カーテンの色や柄などにより、部屋の印象も変わってきます。一方でカーテンレンタルでは、色や柄などを選ぶことはできません。レンタル料金も高めです。
そのため、一人暮らしであっても、カーテンは自分の好みに合う色や柄のものを購入する方がメリットは大きいでしょう。
ただ、ごく短期間の単身赴任などの場合には、カーテンレンタルがおすすめできる場合もあります。また、とりあえずカーテンを付けたいという場合も、レンタルが便利でしょう。
まとめ
賃貸物件ではカーテンは通常付いておらず、入居者が用意するようになっているところがほとんどです。また、カーテンはプライバシーやセキュリティ、室温調整などの面で重要な役割を果たしています。カーテンなしで快適な生活を送るのは難しいです。一人暮らしを始める際には、自分好みの色や柄のカーテンを準備しておくようにしましょう。