洗濯機は家電製品の中でも値段が高くスペースも取るため、一人暮らしなら購入せずに済ませたいと思う人も少なくありません。しかし、洗濯機なしで生活するのは何かと不便そうです。購入するかどうかなかなか決められない人も多いでしょう。ここでは、一人暮らしで洗濯機を購入すべきかどうか考察していきます。
洗濯機を購入するかどうか迷う理由
一人暮らしで洗濯機を購入せずに済ませたいと思う主な理由は、もったいないためです。大学生の一人暮らしであれば、洗濯機を購入しても4年間しか使いません。単身赴任などで、もっと短い期間の一人暮らしをする人もいるでしょう。
一方で、洗濯機は寿命を迎えるまで2,500~3,000回程度は使用できるため、毎日使うと仮定しても、6~7年程度は保ちます。そして、一人暮らしなら、洗濯物をある程度溜めてからまとめて洗濯する人が多いでしょう。数日おきにしか洗濯しないのであれば、10年程度は使えます。
そのため、一人暮らしで洗濯機を購入しても寿命の半分も使わないことが多いです。まだ十分に使える状態で処分してしまうことになるでしょう。
また、洗濯機は家電リサイクル法の対象になっており、処分費用がかかります。大きいため運び出すのも大変です。
コインランドリーで洗濯を済ませるのもあり
洗濯機を購入しないで一人暮らしをする場合には、コインランドリーを利用することになります。あまり頻繁にコインランドリーに行くのは手間とお金がかかるため、休日などにまとめて洗う人が多いです。コインランドリーの洗濯機は業務用で大きいため、大量の衣服も一度に洗えます。いったん洗濯機の中に入れてセットすれば自動で乾燥まで行えるので、干す手間などもいらず意外と便利です。
また、コインランドリーで済ませる場合の費用が気になる人もいるでしょう。
1年間の費用を計算してみると次のようになります。
300円×9回×12ヶ月 = 32,400円 (1回300円で月に9回)
500円×5回×12ヶ月 = 30,000円 (1回500円で月に5回)
一方で一人暮らしでよく使われている洗濯機は3万円程度のものが多いです。洗濯の頻度が1日おきで、1回でかかる電気代と水道代を30円と仮定すれば、1年間の費用は次のようになります。
3万円 + 30円×15回×12ヶ月 = 35,400円 (1年目)
また、2年目以降は電気代と水道代だけです。
30円×15回×12ヶ月 = 5,400円
1年間だけであれば、コインランドリーを利用した方が少し安く済みますが、2年以上一人暮らしをするなら、洗濯機を購入した方がお得ということになります。
また、コインランドリーで済ませるのは、衣類を多めに持っていないと少し厳しいです。コインランドリーが自宅からあまり近くない場合にも、洗濯のたびに足を運ぶのは大変でしょう。
洗濯機を購入する場合の選び方
一人暮らしで洗濯機を購入するなら、どのような基準で選べばいいのか見ていきましょう。
容量
容量はキログラムで表示されており、1回で洗濯できる量を示しています。一人暮らしなら4~5キロくらいの洗濯機がちょうどいいでしょう。1日分の洗濯物は1人あたり1.5キログラム程度であるため、2~3日分くらいまとめて洗濯できます。
また、容量が大きめの洗濯機を購入しようとしている場合には、寸法を測って設置可能かどうか確認しておきましょう。
縦型とドラム型
一般家庭用の洗濯機は、縦型とドラム型に大別できます。縦型は水がぐるぐる回るタイプの洗濯機です。洗濯物に水流と遠心力が加わり、洗剤を泡立てながら衣類同士が擦り合わされることで汚れを落とします。
ドラム型は、衣類同士を擦り合わせることはなく、下の方に叩きつけることで汚れを落とすタイプの洗濯機です。縦型と比べて傷みにくくシワもあまりつきません。しかし、値段が高めで大型のものが中心であるため、一人暮らしなら縦型を選ぶのが無難でしょう。
乾燥機能の有無
乾燥機能がついていれば、干す必要がないため、洗濯にかかる時間を短縮できます。朝出かける前に洗濯をしておき、帰宅してから畳むということもできるでしょう。
ただし、乾燥機能が付いている洗濯機は値段が高めです。一人暮らしで使用する期間が短いのであれば、乾燥機能なしで安めのものを選んだ方がいいかもしれません。
一人暮らしなら洗濯機レンタルがおすすめ
コインランドリーだけで洗濯を済ませるのは大変で、洗濯機を購入するのも気が進まないという人も多いでしょう。それなら洗濯機レンタルを利用してみてはいかがでしょうか。
洗濯機レンタルは、あらかじめ期間を決めた上で、洗濯機をレンタルして使えるサービスです。かりとこなら、4.2キロの全自動洗濯機を12ヶ月間16,560円でレンタルできます。レンタル開始時には、業者が室内に運び込んで設置してくれて、レンタル期間終了時には、引き取りに来てくれるのでとても楽です。もちろん処分費用や運搬費用、リサイクル料金などを負担することはありません。
まとめ
洗濯機なしでの一人暮らしは不便で金銭的にもあまり得策ではありません。しかし、短期間の一人暮らしだと、洗濯機を買っても、まだ十分使える状態で処分することになってしまいます。洗濯機が必要だと思いつつも購入するかどうか迷っている人は、ぜひ洗濯機レンタルの利用を検討してみてください。