室内の雰囲気や快適さは照明に影響される面が大きいです。照明を購入する際には、慎重に選ぶ必要があります。ただ、さまざまな種類の照明があり、どのような照明を選べばいいのか迷う人も多いでしょう。本記事では照明の種類と選び方について解説していきます。
一般家庭で主に使われている照明
一般家庭で主に使用されている照明は主に次のようなものです。
シーリングライト
シーリングライトは天井に密着させた状態で取り付けるタイプの照明です。照明の中でもシンプルで一般家庭のリビングや寝室、子供部屋などで幅広く使用されています。部屋全体を均一に照らせて実用面に優れているのが特徴です。
ペンダントライト
ペンダントライトは、天井からコードや金属製のチェーンなどで吊るして取り付けるタイプの照明です。天井よりも位置が低いため、シーリングライトと比べると照らされる範囲は少し狭くなります。サブ照明として使われていることも多いです。
一般家庭では、ダイニングテーブルの上などに、ペンダントライトが設置されていることがよくあります。ペンダントライトがあると室内の空間をおしゃれに彩れて、料理も美味しく見えるでしょう。
スポットライト
スポットライトは、ペンダントライトよりもさらに狭い範囲を照らすのに使用されます。室内の一部分だけ照らしたり、絵画やオブジェなどを照らしたりすることが多いです。1個だけでなく複数のスポットライトを使用するケースもよくあります。スポットライトがあると、良いアクセントになるため、おしゃれな空間を作りたい人におすすめです。
明るさや色の見方
照明器具のパッケージやネット通販サイトの商品ページには、ルーメン(lm)やK(ケルビン)、Raなどの数値が記載されています。では、それぞれの数値が何を意味するのか見ていきましょう。
ルーメン(lm)
ルーメンは照明の明るさの単位です。例えば5,000lmのような具合で表示されます。ルーメンの数値が高ければ明るく、低いと明るさが弱めです。
K(ケルビン)
ケルビンは照明の色温度を表す数値です。光は色によって温度が変化し、色温度が高いと青白い色になり、低いと黄色っぽい色になります。照明の色温度は3,500~7,000K程度のものが多いです。
Ra
Raは演色性を表す数値です。演色性というのは自然光があったときの色の再現度のことで、100だと自然光と同様であることを意味しています。そして、数値が低いほど自然光との差が大きくなるという具合です。
Raがあまり低い照明を使用していると目が疲れやすくなることがあります。蛍光灯とLEDを比べると、全体的に見てLEDの方がRaの数値が高めです。蛍光灯だと60程度のものが多いですが、LEDなら85~90程度のものもあります。
明るさの選び方
照明の明るさを選ぶときには、どのような点に着目すればいいのか見ていきましょう。
使用場所の広さを考慮する
照明のパッケージや商品ページなどには、適用畳数が記載されています。適用畳数は日本照明工業会で統一された基準をもとに表示しているものです。基本的には適用畳数に合わせて選べば問題ありません。
ただし、適用畳数は天井の高さが2,400mmの部屋を想定した場合の目安です。天井の高い部屋の場合には、実際の広さよりも広めの適用畳数のものを選ぶのがいいでしょう。
年齢を考慮する
人間は年齢により明るさの感じ方に差があります。基本的に年齢が若いほど少ない明るさで済み、高齢になるほど多くの明るさが必要です。そのため、年齢が高い場合には、通常よりも明るさが上の照明を選ぶのが無難でしょう。
シーリングライトを取り付け可能な配線器具の種類
シーリングライトはもっともオーソドックスで選ばれやすいですが、購入前に取り付け可能かどうか確認しておきましょう。次のような配線器具が設置されていれば取り付け可能です。
・丸型引掛シーリング
・丸型フル引掛シーリング
・角形引掛シーリング
・引掛埋込ローゼット
・フル引掛ローゼット
丸型引掛シーリングは、丸い形状の配線器具です。丸型フル引掛シーリングの方は天井と反対側の面が盛り上がった形状をしています。
角型引掛シーリングは、直方体の形状の配線器具で、和室の天井に設置されていることが多いです。
引掛埋込ローゼットは引掛シーリングと比べて薄いのが特徴で、2箇所に耳金具が付いています。
フル引掛ローゼットも2箇所に耳金具が付いていますが、真ん中の部分が高くなっているのが特徴です。
使用する期間が短いなら照明レンタルもおすすめ
照明は使用を開始してから10年程度は使用できます。特にLEDの照明は長持ちしやすいです。しかし、一人暮らしの人や数年以内に引っ越しを予定している人もいるでしょう。照明が必要でもあまり長くは使わないのであれば、照明レンタルを利用するのがおすすめです。
かりとこなら、3種類の明るさのシーリングライトを取り扱っていますので、ぜひ利用を検討してみてください。
まとめ
照明はシーリングライトがもっともシンプルで実用的なため、一般家庭で幅広く使用されています。おしゃれさを演出したいときには、サブ照明としてペンダントライトやスポットライトを使うことも多いです。
そして、照明を購入する際にはルーメンやケルビン、Raなどの数値をチェックしておきましょう。使用する人の年齢が高い場合には、やや明るめのものを選ぶのが無難です。照明は長持ちするため、短期間しか使わない人はレンタルでの利用も検討してみましょう。