家電量販店やネット通販などでは、さまざまなタイプの炊飯器が見られます。一人暮らしをする際にはどんな炊飯器を買うか迷うでしょう。自炊をする人にとっては、重要度の高い家電のひとつです。ここでは、一人暮らしで使用する炊飯器の選び方について解説していきます。

少量炊き用の炊飯器を選ぼう

一人暮らしの場合には、それほど多くの量のごはんを一度に炊く必要はありません。自分一人が食べる量だけ炊ければ十分です。朝ごはんと晩ごはんを自宅で食べるのであれば、1合炊くとちょうどいいでしょう。1合でちょうど茶碗に盛って2杯分くらいの量になります。

食べる量が多めの人だと1.5合くらい炊くといいでしょう。

そのため、少量炊き用の炊飯器で十分です。逆に大きめの炊飯器だと、少量炊きに対応していないこともあります。スペースを取ることなども考えると、1.5合炊きから3合炊き程度の炊飯器を選ぶといいでしょう。

「○合炊き」というのは、1回で炊ける最大の量を示しているものです。3合炊きなら炊ける量に余裕があり、1合だけでも炊けます。普段より多めに炊きたいときなどにも便利です。また、1.5合の炊飯器なら0.5合だけでも炊けるものもあります。

高価な炊飯器はどこが違うのか

炊飯器は安いものなら1万円を切りますが、数万円程度の高価な炊飯器もあるでしょう。これから炊飯器を購入している人にとっては、安い炊飯器と高価な炊飯器の違いが気になるところです。

一般的に安い炊飯器の場合には、機能があまり充実していません。ご飯を炊く機能と保温機能くらいしか付いていないものが多いです。それでも短期間の一人暮らしなら、あまり困ることはないでしょう。

高価な炊飯器は、ごはんを炊く際に複数のメニューから選べるようになっているものが多いです。メニューが違えば炊きあがりの食感など異なるため、自分好みの炊き方でごはんを炊けます。お弁当を作るときや、まぜごはんなどを作るときなどにも便利です。保温の方法を選べるようになっている炊飯器もあります。長時間保温しても、炊きたてとさほど変わらないくらいの味を保てることも多いです。

また、高価な炊飯器は釜の素材も安い炊飯器とは異なります。多層構造になっている釜を使用している炊飯器も多いです。熱の伝わり方を考慮した作りになっているため、炊きあがり具合の違いも大きいでしょう。

高価な炊飯器は確かに魅力的ですが、一人暮らしで購入するのはあまりおすすめできません。使う期間が短く、一人暮らしの人はあまり使わない機能も多いです。

炊飯器なしでも生活できる？

高価な炊飯器が魅力的だと感じる人がいる一方で、一人暮らしなら炊飯器はいらないのではないかと思う人もいるでしょう。特に外食が多い人だと炊飯器は必ず必要というわけではありません。

単身赴任で残業が多い人なら、帰宅時間も遅くなるため、夕食を済ませてから帰る人も多いです。自宅で食べるのが朝食のみなら、炊飯器なしでもあまり困らないかもしれません。

また、スーパーやコンビニなどでは、パックごはんがあります。パックごはんは1食分ずつに分かれており、食べる直前に電子レンジで温めると、炊きたてのような状態になるごはんです。外食をしたり弁当を買ってきて食べたりすることが多い人なら、パックごはんで間に合わせるのもいいかもしれません。

ただ、自炊中心の食生活をしたい人にとってはやはり炊飯器がないと不便です。自炊をするつもりだった人でも、炊飯器がないと外食中心の食生活になってしまうこともあります。健康的な生活をする上でも、炊飯器は用意しておいた方が無難です。

短期間しか使わないなら炊飯器レンタル

一人暮らしで炊飯器があった方がいいと思いつつも購入しようかどうか迷っている人には、炊飯器レンタルがおすすめです。炊飯器レンタルなら、一人暮らしをする期間だけ、炊飯器を借りて使うことができます。

短期間の一人暮らしだと、炊飯器を購入しても、まだ使えるうちに不要になってしまう可能性が高いです。短期間で捨ててしまうのがもったいないということで、炊飯器なしで一人暮らしをしようと考えている人もいるでしょう。その点、レンタルなら、短期間だけ炊飯器を使いたい人にピッタリです。レンタル期間が終われば返却するだけで済みます。

レンタルなら購入するよりも安く済むのもメリットのひとつです。「かりとこ」なら3合炊きの炊飯器を12ヶ月間4,680円、24ヶ月間なら6,480円でレンタルできます。

一人暮らしで炊飯器をどうするか迷っている人は、購入するのではなく、レンタルするという選択肢を検討してみましょう。

まとめ

炊飯器なしでの一人暮らしは一応できますが、あまりおすすめできません。特に自炊をするつもりの人は、小さめの炊飯器を用意しておいた方がいいでしょう。ただ、単身赴任や学生の一人暮らしだと、短期間しか使いません。購入するのがためらわれるようであれば、ぜひ炊飯器レンタルの利用を検討してみてください。